女将のひとりごと

本物の「なかおち」の味、ご存知ですか?

いよいよ東京も梅雨入りとの発表がありましたね。とはいえ、最近あんまり天気予報が当たらないような気がするのは私だけでしょうか?
お天気も景気も悪いですが、そういう時こそおいしい物を食べて、気分だけでも明るくいきたいもんです。

今日はうちのなかおちの作り方を紹介しますね。
なかおちというのは、みなさん食べたことがあるとは思いますが、ネギを一緒に巻いてねぎとろ巻きにしたりする、まぐろのことです。食べるとトロというだけあって、脂ものっていておいしいですよね。
でも、あれはトロを細かくしているわけではないんですよ。

そもそもなかおちというのは、「中落ち」というだけあって、骨についている身の部分の事です。それをひいて作るので、そんなに量はとれないんですよ。
そして骨に近い部分なので、そこの部分だけではトロのような脂身はないのです。

ではどこから脂がでるのか?というと、皮の裏側です。そこをこそげとって、なかおちの部分と混ぜるのです。皮から脂だけをひいていきます。
純粋な脂だからこそ、当店のなかおちはすっきりとしたなかおちなのですよ。

なかおち仕込み中。

そしてそれぞれひいた部分をたたきながら混ぜていきます。混ぜる時に筋など余分な物を取り除きながらたたいて完成。
色が変わりやすいので、小分けにして冷凍しておきます。

時間がたっても色が変わらない、濃厚すぎる脂のなかおちは、薬を使っていたり、人口の脂を混ぜたりしているからなのですよ。
魚の身がそのまま出てくるわけではないので、お客様には分かりにくいですけど、そういう加工をしている所もありますから、覚えておくといいかもしれませんね。

よし善なかおちは店長が手作りで地道にひいております。是非召し上がってみて下さいね。
ネギと巻いても、たくわんや大葉と巻いてもおいしいですし、そのままおつまみで食べてもいけます。
天然のすっきりとした脂は、食べた後も重い感じがしないですよ。

今は鮎の塩焼きや、生のとり貝も時期で好評です。
是非御来店下さい。


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